宗派にもよりますが、仏式葬儀において、僧侶が葬儀式中に引導を渡す際に使用する松明は、非常に象徴的な意味を持っています。葬儀中に行われる引導とは、本来亡くなった方を迷いの世界から仏の道(悟りの世界、極楽浄土など)へ導きいれるための儀式なのです。松明の火は、故人が生前に抱いていた現世への執着や煩悩(苦しみや迷いの元となる心の汚れ)を焼き尽くすことを象徴しております。これにより松明には一切の迷いを断ち切り清らかな心で仏の世界へ旅立てるようにとの願いが込められているようです。現代で耳にする「引導を渡す」とは「最終的な決断を下して締めさせる」や「クビを宣告する」といったネガティブな慣用句として使われておりますが、元々は仏教の儀式に由来しており、「最終的な教えを説き導く」という厳粛で前向きな意味を持つ言葉なのです。
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五十鈴典礼株式会社
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